鞆岡隆史・鈴木祥太 二人展: -四季のうつろい-

Overview

季節のうつろいとともに植物たちの姿も変わっていきます
一年一年、少しずつ成長しながら繰り返される植物たちのうつろい
人々が様々なことに一喜一憂する中、植物たちは坦々と生きています
その姿は時に力強く、時にか弱く、私の心を惹きつけます

鞆岡隆史

 


 

 

子供の頃からずっと「うつろい」が好きです。
家の窓からぼんやりと雲の流れを延々眺めたり、大好きな庭で草木が揺れるさまをずっと夢中になっていました。眼と耳と肌で時間と、風を感じるのが心地良かったのです。
うつろいは、変化であり時の流れです。刻々と変化するからこそ一瞬一瞬の姿は美しく、目に焼き付けたい、心に留めておきたいと思うのです。
作品を通して、自然のうつろいの美しさを伝えたいと思います。

鈴木祥太

 


 

 

一穂堂がニューヨークに進出したばかりの頃、二人の若いアーティストが銀座に自分の作品を持って来た。
その一人が鞆岡隆史。彼の花の写真の美しさに一瞬で心が浄化され、真っ白のバックに花の真髄だけが存在していた。

もう一人が鈴木祥太。名前さえ知らない金属の小さな草花を嬉しそうに見せてくれた。その花に日本人の美意識と匠の技を感じた。
二人の作品をニューヨーク、ロンドン、シカゴ……と海外のアートショーに連れて行くと、それぞれすぐに話題になった。
今回、トモ岡は「月刊誌 なごみ」の巻頭ページに12ヶ月の花を掲載。
その花を中心に、二人のデュエットをお楽しみください。

青野惠子

Installation Views