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Cherry Blossoms in Bloom
-絵・オブジェ・陶・写真・帯- March 22 - April 7, 2024 花灯り 花曇り 花冷え 花吹雪……。
日本には 桜にまつわる言葉が多く 和歌にも歌人がそれぞれの 桜を詠んでいます。
この季節、銀座一穂堂は花盛り アーティストたちはそれぞれの 桜の花を咲かせてくれました。 Read more -
Flying Birds Masters
March 8 - 17, 2024 今回の翔ぶ鳥Mastersは 世界屈指のゴルフコース-アメリカ・オーガスタ。
トップクラスのゴルファー達の戦いの舞台Mastersをイメージしました。
今回の11人は 既に海外で活躍し話題になった者、もう一歩の者、 彼らの力作をご覧いただきたいです。 Read more -
日本伝統工芸再生コンテスト 受賞者作品展
February 20 - 25, 2024 「ジャパンクラフト21」は日本の伝統工芸の衰退を止め、工芸を21世紀に再生させることを目的とした、NPO法人です。
2回目となる今回の作品展では、第2回と第3回のコンテスト受賞者11名の作品が並びます。 Read more -
Ippodo's Kogei Exhibition
能登地区関連作家応援企画 February 20 - March 2, 2024 日本の伝統工芸に従事する作り手達の住む石川県・金沢や輪島には 一穂堂を支えて下さった作り手達が 何人も居られ 今回被災もされています。
今回はそんな能登半島のアーティストや作り手達の応援を目的に 一穂堂好みの工芸展 として 美しい作品を展示いたします。 Read more -
Kondaya Gembey
February 9 - 17, 2024 今回 彼は藤田美術館の協力を得て 国宝・耀変天目茶碗の班文光彩を 帯に表現した。
銀座一穂堂には 老舗の帯匠らしい最高級の材料と技の唐織、螺鈿 綺羅織、 錦織、古箔の帯など150本やって来る。 Read more -
Nobuko Nishida
February 9 - 17, 2024 英国ファッションブランド ヴィヴィアン・ウエストウッドを日本に展開するという経歴を持つ彼女が革の鞄を作り出して 20 年になる。
イタリアの熟練職人が化学薬品を一切使わず 丁寧に鞣した最上級牛革を用い、素材の選定、デザイン、革の裁断から縫製までのすべてをたった一人で完結するスタイルを頑固なまでに貫いている。
普段は閉ざされたアトリエでしか見られない不思議な世界が銀座にやって来る。 Read more -
The 9th Flying Birds Exhibition
Top young artists ready to fly to the world January 12 - 28, 2024 一穂堂の新年は 才能ある若きアーティスト達の「翔ぶ鳥展」で始まります。
今年で9回目を数え その間複数のアーティストが 海を越え 世界のART界に 飛んで行きました。
日本の伝統文化を守り それを越えて 新しい世界に翔ぶ鳥達を応援していただけたら嬉しいです。 Read more -
一穂堂のダイジェスト展
December 15 - 24, 2023 銀座一穂堂は2023年25企画を催しました。
一つ一つの個展はそれぞれのアーティストの生きざまが表現され感動しました。
それらを思い出しながら、見逃した方々に是非ご覧いただきたく ダイジェスト展として作品を集めました。 Read more -
Sadamitsu Sugimoto
December 7 - 16, 2023 紅葉の秋11月、京都野村美術館で2年に1度の展覧会が催され 大勢のファンが国内外から押し寄せた。古陶に勝る信楽、伊賀、楽、高麗、青磁など 野村美術館に展示された秀作が一穂堂に届いた。 Read more -
Junko Narita
December 1 - 10, 2023 今回 一穂堂には 白龍に乗った童子を中心に13体がやって来る。
吉祥を祈り 平和な世界に導いてくれそうな神童達、 幸福のオーラを感じていただきたい。 Read more -
Ken Matsubara
November 17 - 26, 2023 令和6年の干支が辰という事で、2年前「龍を描いて欲しい」と お願いした。
冬の称名滝で龍を見たと言う松原賢。
一穂堂のこの企画が決まってから 寺の龍の絵や彫刻を求めて日本中を旅した彼が描いた龍、見事な松原賢の龍が銀座に現れる。 Read more -
Hiraku Sudo's Metal Works
November 3 - 11, 2023 金工は制作者の手を離れてからの表情の変化が大きく、それが素材の魅力でもある。
そのため 金 銀 銅 鉄 赤銅などの伝統的な素材を用いることと、鋳金、鍛金、彫金、象嵌などの伝統的な加飾技法にこだわって制作している。
初めての個展は 錦のような表面の金属の茶入、香合などと、銀で 日本の 季節の風情を作った。 Read more -
Masatake Fukumori
October 20 - 28, 2023 三重県伊賀丸柱、土楽窯 7代目の福森雅武。
白洲次郎・正子夫妻や黒田辰秋・乾吉父子をはじめ大勢の文化人達の目と舌を楽しませて生きて来た。
この度 一穂堂には 伊賀の土とイギリスの土のやきものが一緒に並ぶ。
スコッチウイスキーを一緒に呑んだ白洲次郎を想い、今 福森雅武がやきものと書 と 絵を携えて 銀座へやって来た。 Read more -
Tohru Matsuzaki
縄文の赤・根来の朱 October 6 - 15, 2023 松﨑は岐阜の桜井銘木店の最上級の木材を鑿、木槌、鉋で刳り貫き、 那珂川の辺りの上質な漆をたっぷり塗り重ねる。荒々しく粗野な造形は縄文時代に遡るようにも思え、 また 若き日 木工への道を決めた根来塗り 李朝を意識した形は松﨑の魅力。
師を持たず 自ら信じる木工の美を求め続けた松﨑融の50周年記念の展覧会のテーマは 「縄文の赤、根来の朱」。この暑い夏 松﨑は茂木の作業場で作り続けた。 Read more -
Kyokko Kaida
巷の茶杓 October 6 - 15, 2023 海田先生は 巷で学んだ引き出しがいっぱいあって 1本の竹片を見てはさまざまな表情を感じて 美しい茶杓に作り上げ 知的な銘やユーモラスなネーミングを覆わせます。
時に漢詩、時に西洋のポエムまで飛び出してきます。その上にみごとな古裂の仕服です。
海田先生の巷は 貴い 深い 茶の湯の世界だったのでしょう。 Read more -
Ryusuke Asai
文人の言葉と共に…… September 22 - October 1, 2023 浅井竜介の茶碗は楽しい。
インテリアデザイナー内田繁にデザインセンスを、 鯉江良二に陶芸のおもしろさを学んだのだろう。
今回 彼が心に残る文人の一行の言葉を パネルと掛け軸にした。
それぞれの茶碗の銘は彼の思考そのもの。
5年ぶりの個展、彼の進化を見てほしい。 Read more -
The 24th Moonlit Tea Ceremony
Exhibition of Tea Utensils September 8 - 17, 2023 一穂堂恒例の「月夜の茶会」茶道具展も 24回を迎え、自慢のアーティスト達は来年の干支 "龍"と歌会始の勅題"和"をテーマに創作されています。
"和"は日本人らしくて、大切な言葉。平和の"和"でもあります。 Read more -
Todo
東京瓦礫 August 25 - September 3, 2023 「場所の固有性」をテーマに制作を続けるアーティスト・藤堂。
人間の歴史を物語る「瓦礫」や「本」を素材とした作品で知られている。
今回は、ホテルオークラ東京、神宮プール、多摩ニュータウン団地等の 建築解体時に出た瓦礫を素材に制作した作品10数点で構成するインスタレーションを 中心に藤堂の世界を紹介します。 Read more -
Fujio Kawagishi
古い植物図鑑のような…… August 3 - 20, 2023 川岸富士男の絵を知ったのは1989年、文化出版局の季刊「銀花」78号で特集された時。
彼の植物は細い線で生き生きと美しかった。
また、古い植物図鑑を見ているような……そう、牧野富太郎の図鑑のように感じた。
彼が見たモノはその真髄だけが 絵筆から線となり、線の周りに美が宿る。 Read more -
Shinya Yamamura
-岸野承 伽羅の仏像- July 21 - 30, 2023 夜光貝や金銀箔で細工された小さな小箱に 山村慎哉の創造性と独自性が詰まり 細部にまで精神が行き渡っている。
今回の一穂堂ではたった9点だけの厨子。
その中の仏像を香木・伽羅で彫刻家岸野承氏にお願いした。
香木は友人の鳥毛逸平氏が選定してくれ 何とも高貴で香り立つ厨子と仏像ができて来た。 Read more -
Takashi Tomo-oka
-カメラで花を描く- July 21 - 29, 2023 鞆岡隆史が絵筆でなく白いバックにデジタルカメラで描いたその花は、日本人の潔さの美と、彼の絶対美学を見たように思った。
花や木に対するやさしさと、その花を提供する花農家のまごころまでが一枚の写真に写し出されている。 Read more -
Yoshio Nishihata
July 7 - 16, 2023 この度NHK「美の壺スペシャル『和楽器』」に 西端良雄の作る小鼓の胴が取材される事になった。
和楽器は職人の工芸技術と演奏家の鍛錬の芸で美しい音を放つ。
この歴史を辿る事も意味がある。 私も含めて 日本人は日本文化・工芸芸能をじっくり学びたい。
そんな西端良雄 轆轤技術の証明の個展となる。 Read more -
Kai Tsujimura's Tea Bowls
-邂逅20年記念- June 23 - July 2, 2023 辻村塊の作陶に対する真摯な態度には頭が下がる。苦しみながら 楽しみながら 土を捏ね 轆轤を回し 焼成し、父君 辻村史朗の水間の山の陶塚のようになってきた。
今回、辻村塊は最近の自信作の志野、井戸、黒織部、粉引、伊賀など 様々な挑戦の100碗を持ってきた。すごい茶碗が並ぶ。 Read more -
Master Craftsmen's Bamboo Baskets
June 9 - 18, 2023 斎藤正光氏は竹籠に初めて出逢った時、工芸的な技のある まさにコンテンポラリーアートと感じ それからコレクションを始めて40年。
古今の美しい竹籠は彼のもとへ吸い寄せられるように集って まるでブラックホールのようである。
その彼のコレクションの中から50点、一穂堂にやって来る。 Read more -
Kohei Nakamura
May 26 - June 4, 2023 令和5年、中村康平の次の野望は赤、青海波を纏った赤楽を造っている。
デコラティブで鑑賞する為の茶碗、桃山時代の侍達が喜びそうな見た事もない赤い茶碗。
彼の挑戦と野望はまだまだつづく。 Read more -
Haute Joaillerie 森暁雄 展
カメオのブローチとジュエリー May 12 - 21, 2023 カメオはナポレオンが愛し イタリアからカメオ職人を集め、 王族・貴族の肖像を彫らせたと聞く。
今回はそのカメオと、象牙やべっ甲に金蒔絵を施したブロー チやネックレスが並ぶ。
森暁雄を偲び、残り香を感じたい。 Read more -
Midori Tsukada
- 水藻のように - April 20 - 29, 2023 塚田美登里のガラスは 森の樹木がザワザワと風に吹かれているような 海の底から泡が立ちのぼるような、自然が放つ音が聴こえてくる。
水ぬるむこの季節、今回の個展では 川の流れにユラユラ浮かぶ水藻に 魚たちが泳ぐ そんな風景が目に浮かぶ作品が並ぶ。 Read more -
Yoko Semoto
April 7 - 16, 2023 瀬本容子のテンペラ画に出逢って27年になる。
ラピスラズリーのブルーやイカ墨のセピア色など、自然の色をご自身で作り、本金箔を貼る贅沢な額も瀬本容子の絵画の特長。
今回は先生のアトリエから私好みの作品を40点選んできた。美しい絵が並ぶ。 Read more -
桜咲く……花展
March 24 - April 2, 2023 ビルの谷間を渡る風が花の香りを運びます。
千鳥ヶ淵の桜が満開です。
日本人は、桜に特別の想いを持ち、思い出があります。
そんな桜にちなんだ作品を集めてみました。 Read more -
Jihei Murase
March 10 - 19, 2023 村瀬の作品は清潔で優しくて品格がある。
その作品はフィラデルフィア美術館、メトロポリタン美術館、ヴィクトリア & アルバート博物館など 一穂堂の海外進出と共に挑戦し 互いに助け合い 前に進む 同志のような存在でもある。 Read more -
Shion Tabata
野村美術館に学ぶ February 24 - March 5, 2023 志音さんとめぐり逢ってもう30 年になる。
野村美術館所蔵の作品を長年描き貯めていた「志音手控え帳」特装本を2022 年11月に出版。
同時開催の個展では、その手控え帳に描かれたやきものを彼女が制作、一緒に展示して話題を呼んだ。
今回、銀座一穂堂ではその凱旋展のような個展となる。 Read more -
Gembey Kondaya
螺鈿を織る February 3 - 12, 2023 今回は「螺鈿を織る」と題し 青蝶貝・白蝶貝・オパールを1ミリの緯糸にして織り上げた 法隆寺や正倉院御物などの螺鈿の紋様の帯が並ぶ。
卯年の銀座に 一穂堂好みの美しい帯60本が届く。 Read more -
The 8th Flying Birds Exhibition
Top young artists ready to fly to the world January 13 - 29, 2023 一穂堂恒例の「翔ぶ鳥展」も今年で8回目。
今まさに飛び立とうとしている鳥、すでに飛んで世界で活躍してる鳥、世界で学んで帰って来た鳥、それぞれ彼等の手技や新鮮な感性を持つ29人のアーティストの秀作が集まりました。 Read more -
迎春の工芸展
December 20, 2022 - January 7, 2023 来年の干支「卯」にちなんだ作品とともに、一穂堂自慢の工芸作品が並びます。
お気に入りの茶道具を探しに、ぜひお越しくださいませ。 Read more -
Junko Narita
-天上界から兎が降りて来た- December 9 - 18, 2022 成田順子が創る空想の世界。
姫君の装束を纏った文殊菩薩が兎を抱いて降りてきた。
お供に何匹もの兎を引き連れて……。
天上界から地球を救いに降りて来た。 Read more -
Masaaki Miyasako - Ichui -
- 色 不 異 空 - November 25 - December 4, 2022 今回は、宮廻正明の具体的な表現としての絵画、抽象的な表現としての書、これを同一線上に表現す る試みを紹介いたします。 Read more -
Susumu Shingu : Sculpting with Wind
November 13 - 20, 2022 建築家レンゾ・ピアノは、「風は目に見えないが、新宮はそれを知覚可能にする。水は一瞬のエナジーだが、新宮はそこに形を与える」と新宮晋を評し、世界で共に仕事をしてきた。
新宮は抽象画から動く立体作品を創り、風の彫刻家と称されている。
新宮晋は風や水だけでなく、人々の心を動かそうとしている。 Read more -
Takayoshi Totoki 'USAGI'
October 28 - November 6, 2022 十時孝好のウサギが 2年ぶりに一穂堂にやって来た。
今回のウサギ達は 華やかな銀座の舞台で 踊ろうとしているように見える。
そう言えば 来年は卯年。 Read more -
Soushoku Hiyori
-四季折々・おりふしのこと- October 28 - November 6, 2022 人間国宝・九代目岩野市兵衛氏の越前奉書紙で作った「香白菊」をはじめ、日本の四季を彩り祝い 愛でる"折節"の作品が並びます。 Read more -
Japan Traditional Craft Revitalization Contests
October 16 - 22, 2022 「ジャパンクラフト21」は 日本の伝統工芸の衰退を止め、工芸を21世紀に再び繁栄させることを目的とした、外国人と日本人のボランティアグループです。
昨年度 10人が受賞し、その作品が並びます。 Read more -
Mitsukuni Misaki
October 14 - 22, 2022 無欲で誠実なお人柄は一人静かに、寂寥感が漂う。
日本陶芸展で秩父宮賜杯、菊池ビエンナーレで大賞を受賞しても彼は何も変わらない。
飄々と旅する芭蕉のように、ただ土を捏ね、作陶する。
暗い茶室の侘び錆びではなく、彼は"きれいさび"を目指し、時に西洋のロスコーの絵のようにモダンで美しい。 Read more -
Bamboo Collection by Masamitsu Saito
September 30 - October 9, 2022 斎藤正光氏はその竹に魅せられた世界屈指のコレクター。
メトロポリタン美術館、ケ・ブランリ美術館など近年話題になった竹籠展で多数参画している。
その彼のもとに 今回も美しい竹籠が集まってきた。 Read more -
第23回「月夜の茶会」茶道具展
"友と歩む" "卯" September 9 - 24, 2022 今回のテーマは「友と歩む」と「卯」。
人が作った モノ も 友 で、そばにいて語ってくれます。
今回で23回目を迎え、33名の工芸作家の秀作が集まりました。 Read more -
Kodai Ujiie -Skin-
August 26 - September 4, 2022 氏家昂大のやきものは 分厚い青磁の釉薬に奔放な皹 赤や緑の漆で彩色された「漆貫入彩」。
表面はまるで生き物の動脈と静脈が這っているようで 生命感がある。
彼の創り出す茶碗や壺は 工芸の域にとどまらず 力強い芸術性を感じる。 Read more -
Noguchi's Kimono
July 22 - 30, 2022 野口は1733年(享保18年)創業。屋敷には小堀遠州の茶室が移築されていて 京の文化伝統を受け継いでいる。
この6月 メトロポリタン美術館でKIMONO 展が催されたり、近年世界の美術館で「きもの」が芸術として話題になっている。
尾形光琳の琳派も着物から始まったように 日本のきもの文化は世界に誇れる。
野口の小紋や訪問着など 美しいきものをご高覧いただきたい。 Read more -
Fujio Kawagishi
July 15 - 24, 2022 1989年、文化出版局「季刊 銀花 78号」で彼の絵の存在を知った。
水彩絵の具で丁寧に描かれた絵は 銀花のスピリットを有し 日本の風情そのもの…。
彼にめぐり逢って33年。彼の線の美しさも構図も色も変わらない。
画家として生きて30年、一穂堂が生きて27年、共に歩んできた お祝いの展覧会となる。 Read more -
Hiroshi Goseki
-薪窯で焼く- July 1 - 10, 2022 未来を考えていた学生時代、鯉江良二の茶盌に器の持つ存在感を、長次郎や光悦の茶碗の緊張感を、そしてそれらから 400年の時を経て造形の意思が訴えかけてくる 不思議な力を感じていた。大学卒業後 縁あって備前の伊勢崎淳氏のもとで修行することになり いよいよ陶芸の道を歩む。
後関の茶盌には彼の意思と時が詰まっている。 Read more -
Yoshio Nishihata
-15年かけて小鼓が出来た- June 17 - 25, 2022 小鼓の胴は 現代に作る人がいない事を知り、嘆いた私は 西端に話した。
彼は目を輝かせ 鼓の胴を作り続けた。その間、大倉源次郎氏、田中傳左衛門氏に教えを乞い 何度も打って試してもらって やっと 良い音の出る胴が出来た。15年かかった。
その小鼓の胴に 世界地図とImagine の歌詞を 漆職人に蒔絵で描いてもらった。
令和にできた小鼓の胴、メッセージと共に ご覧いただきたい。 Read more -
Hirotomi Maeda
〜ボンボニエールに想いを馳せて〜 June 3 - 11, 2022 前田宏智の挑戦は数々の賞を得て、金工の未来の扉を開けるように 新しく輝いている。
令和天皇 大嘗祭の折の祭器も、親鸞聖人の舎利容器も これから先 何百年 それ以上の歴史の中の宝物として 未来に残っていくに違いない。
ボンボニエール(bonbonnière)は皇室のお祝い事に贈られる砂糖菓子を入れる小さな器。小さな箱に 愛と希望をいっぱい詰め込んで……。 Read more -
Ken Matsubara
May 19 - 29, 2022 枕草子に「めでたきもの……花房ながく咲きたる藤の花の松にかかりたる。」という一節があり、松に絡む藤は男性に寄り添う女性のようで、江戸時代には立雛の装束、古歌にも度々出てくる。
あの抽象画カオスを描いた松原賢は 絵筆を松に託し 琳派に挑んでいる。 Read more -
Noriyuki Furutani
April 15 - 23, 2022 天目茶盌は茶陶の中でも難しく 挑んだ多くの陶芸家達は道半ばで諦めたと聞く。
古谷は薪窯で焼き その難しさを喜び 楽しんでいるように思う。
古谷宣幸の天目茶盌は堂々と品格がある。彼の情熱と勇気に拍手を送っている。 Read more -
一穂堂のサステナブル・アート
April 3 - 10, 2022 モノに溢れ、大量消費、経済優先の時代が長く続き、地球がすっかり汚れてしまいました。
青い地球の自然を壊したのは私たち人間です。
人々はそのことにやっと気づき始めました。
一穂堂は上質な日本文化を守ろうという考えや、日本人の"もったいない"精神を継承しています。 Read more -
TODO
"さても さても 小さきものは…" April 2 - 10, 2022 藤堂は世界を旅して石や建築の瓦礫、哲学書や聖書などを集めてきた。
そのモノを切断しガラスを挟む。
彼がガラスを挟むと そのモノが抱えてきた歴史や時間、場所の固有性を引き出してくれる。 Read more -
Kenji Wakasugi - “Adore” Madonna and Fusuma Photography
March 18 - 27, 2022 若杉は襖の中に彼が撮り貯めた自然界の山紫水明、花鳥風月の写真を融合。えも言われぬ襖フォトの世界を創った。
その若杉が35年前、雑誌の仕事で撮ったマドンナ。時を経て、ロンドンのアートディレクターである Nick Groarkeの目に留まり、「Adore」というアートブックが2021年、刷り上がった。 Read more -
黙展 by KAKU
March 4 - 13, 2022 このクマの背中には翼がある。どこに飛ぼうとしているのだろう。
KAKUは今こそ地球上に住む多くの命のために祈っているのだろう。
世界中がコロナウイルスに怯えている今、小さなクマに平和を託したい。 Read more -
「早春に茶室で遊ぶ」茶道具展
February 18 - 27, 2022 日本人の 衣 食 住 文化の基礎となった茶の湯。
銀座一穂堂 地下の茶室「具庵」で 利休が喜びそうな遊びをしませんか?
3階では 一穂堂の茶道具のコレクションと 話題の現代工芸作家の道具を集めました。 Read more -
Gembey Kondaya
February 4 - 13, 2022 創業284年、京都の帯匠十代目・誉田屋源兵衛は「昔作れて、今 作れない訳がない」と豪語し 素材に凝り 職人達に高度な技術を求めてきた。
その源兵衛がコロナ禍の高齢の職人達の意地と技に驚いた。誉田屋独特の帯が60本揃う。 Read more -
The 7th Flying Birds Exhibition
Top young artists ready to fly to the world January 14 - 30, 2022 銀座一穂堂の2022年の新年は 恒例「翔ぶ鳥展」で始まります。もう7回目となります。
今回は新たなアーティスト5人を加えて 25人の力作が全国から集まりました。 Read more -
銀座一穂堂のダイジェスト展
December 23 - 26, 2021 2021年、銀座一穂堂は1年間に20企画を催し そのひとつひとつの作品たちは人々に美しさや優しさで安らぎを 強さや魅力で笑顔にさせてくれました。
銀座一穂堂のこの1年の感謝のダイジェスト展 お待ちしています。 Read more -
Masaaki Miyasako
November 26 - December 18, 2021 宮廻正明先生の絵を見せていただいた。静かなその絵は奥深く美しく、身体中の血液がドクドクと流れるように、心に迫って来た。
今回のテーマ「異時同図」、静止画の中に時間を取り込んでいる。 Read more -
Shunichiro Ueda's Ashtrays Collections
November 11 - 21, 2021 植田俊一郎さんのコレクションが増える度に 嬉しそうに自慢げに灰皿を見せて下さって もう5,6年になる。
世の中でタバコの存在が弱る中、彼はタバコを吸い 飄々と灰皿を集め 楽しんでいる。
その少年のような目の輝きを見て、私も彼の集めた灰皿達を見たくなった。 Read more -
Sake cups exhibition
November 11 - 21, 2021 「植田俊一郎 灰皿コレクション」展示作家のうち、75名の陶磁器作家の酒器を展示・販売いたします。 Read more -
Kohei Nakamura
Challenge of the Warring-States Period October 22 - 31, 2021 中村康平の武具の置き物「戦国に挑む」が出来上がった。大名の床の間に置くような 兜と刀、土で作った兜と刀をやっと作ってくれた。今回のテーマ「戦国に挑む」は侍精神の失われた日本に喝を入れ コロナウイルスと闘い 厳しい現実と戦った私たちへのエールであり オマージュになれば 嬉しい。 Read more -
Tohru Matsuzaki
77 years old anniversary October 8 - 17, 2021 染織家・芹沢銈介が松崎融の額を見つけ、自作のガラス絵や型染を入れて一世を風靡してからもう50年が経つ。松崎融は 喜寿を期としてさまざまな蓋のついた作品を作りだしている。 Read more -
Masterworks of Japanese Bamboo Art
by Masamitsu Saito September 24 - October 2, 2021 斎藤正光氏は世界屈指の竹籠コレクター、その彼の下へは、飯塚琅玕齋をはじめ、古典から現代作家まで、秀逸な竹籠が集う。
今回は写真の二代田辺竹雲斎をはじめ、美しい竹籠が並ぶ。 Read more -
Tea Ceremony in Moonlight Night
- Open the Window - August 27 - September 11, 2021 銀座一穂堂恒例の「月夜の茶会」は今年で22回目を迎えます。
今回のテーマは「窓を開けて……」。
一穂堂自慢のアーティスト達の戦いの夏も終わり、銀座に美しい茶道具が並びます。 Read more -
This is Japan. -Japanese Kogei-
July 31 - August 8, 2021 ギリシャのオリンピアが始まって以来、これほど開催を苦しんだオリンピックがあったでしょうか。
アスリート達の笑顔が日本中、世界中をきっと元気にしてくれますよ。
日の丸が何度もはためきますように!
銀座一穂堂は、日本人の手技が並びます。 Read more -
Naoki Onogawa - "Crane Tree, Prayer"
July 20 - 28, 2021 小野川直樹は 1辺13ミリの紙を手先だけで、何千何万 何十万羽の鶴を折り続けている。
誰を想い 何を祈るのか?
盆栽のような鶴の樹は 言葉少ない彼の 平和へのメッセージに違いない。 Read more -
Terumasa Ikeda's Mother-of-pearl Inlay
July 9 - 17, 2021 池田晃将は今の時代を象徴するものとして、コンピューターをはじめ 最新の科学技術を取り入れデザインし 技を磨き 電光のように輝く貝で 極小の螺鈿工芸に挑む。
「今の時代に自分にしか作れないモノを造る。誰も見たことがないものを創る。」と言う。 Read more -
Kai Tsujimura
June 25 - July 4, 2021 辻村塊の個展を催して10回。勤勉で真面目でひたすら作陶する塊が ランドクルーザーいっぱいの作品と共に銀座にやってくる。今回は志野茶碗と織部茶碗を中心に、白と黒の茶碗が並ぶ。 Read more -
Glass Works in Rainy Season
Midori Tsukada and Kota Arinaga June 11 - 19, 2021 田んぼは水鏡になり、木々の葉も草花も雨に洗われ 透明の世界です。
この季節に涼やかなガラス展を企画しました。
富山と能登のアトリエから届いた大作のガラスは、日本海の潮騒の音が聴こえます。 Read more -
Yoko Semoto
Tempera painting May 28 - June 6, 2021 瀬本容子展を 2年ぶりにする事になった。今回は 春、夏、秋、冬、四季の富士山を中心に21点が銀座一穂堂に久しく並ぶ。 Read more -
Japanese colors -from indigo to pale blue-
May 14 - 22, 2021 日本の色の名前には、由来や読み方、その音まで、詩的で風情があります。 万葉集や源氏物語などの古典文学を読んでいると、時々 色が表われ 白黒の文字がフルカラーの そして3Dの世界へと誘ってくれます。 夏が近づいてきました。この度 一穂堂は、日本人が最も好きな色 藍・青から美術工芸作品を集めてみました。 「地球は青かった」と 人類初の宇宙飛行士ガガーリンの言葉ですが、その地球上の日本には 青系だけで70余色の伝統の色があります。 身の回りの美しい青に囲まれて 地球に 自然に 人間に優しいモノを一穂堂に探しにお出かけくださいませ。 さだまさしの精霊流し ♪あなたの愛した母さんの 今夜の着物は浅葱色…… Read more -
Ken Matsubara -Painting Wisteria-
April 16 - 25, 2021 Painting ‘Wisteria’ I have been using sounds as motifs for my work for over forty years, so it has been quite a while since I painted an actual subject. Last year, I received a pair of old, two-panel, gold, folding screens from a friend of mine who works as a... Read more -
Five young Kamashis -tea pot makers-
Kanchi Miyazaki XV, Shigeo Suzuki, Naoki Sakai, Tsuneo Nakazawa, Shunsai Hata III April 2 - 11, 2021 「鉄は国家なり」と19世紀ドイツのビスマルクが説いた。 そうです。鉄は街も鉄道も機械も東京タワーも造った強くて美しい素材です。 日本の美の原点である茶の湯、その中心の鉄の茶釜。 戦国時代の武将たちが威信をかけて求めた茶釜。 昨年のNHK大河ドラマの中で織田信長が欲しがった茶釜「平蜘蛛」。正式名称「古天明平蜘蛛」は松永久秀が所有して、信長が何度も所望し久秀が断った歴史上 最も有名な茶釜。 茶会を開くとき「釜を掛ける」と言うように、床の間の掛軸と共に大切な茶道具。茶の湯が沸く音を松に例えて「松風、松籟、松声」と日本人の感性と美の言葉の文化まで伝えています。 室町、桃山時代から延々と茶の湯の世界が日本文化を守り続ける中で、釜の産地により天明釜、芦屋釜、京釜の3箇所が有名ですが、今回の5人は金沢、盛岡、高岡、那須とそれぞれの地で次代に残る釜を制作。今も作り続ける鋳物の釜師。 伝統を守りながら新しい感性で造る若き釜師たちの挑戦をご覧いただきたいです。 Read more -
Yuki Hayama
March 19 - 28, 2021 十五歳の時に焼き物の世界に足を踏み入れ、陶磁器制作や絵の修行をしながら、幼少の頃より慣れ親しんだ器と文様の世界に深く入り込んで行きました。 工藝の世界は、奥深く到底全容を掴めるものではありませんが、私なりに努力し成果を得ることが出来ました。 そして、現代社会が失いつつある職人の執念の様なものを大切にして新しい陶磁器の世界を開拓したいと願う様になり、二十三歳の時に起業し、葉山有樹工房を設立し、一心に美の世界を追求して早や三十六年が経過しました。 現代の多様な価値観に比べて、いにしえの工芸品に対する価値観は、単純明瞭で、美は職人の技量と美意識と作品に灑がれた職人の労力によって明確に評価されたのです。 百年、千年を経た優れた工芸品から学んだのは、真の創造は深く伝統に根ざし、真の伝統は過去の繰り返しではなく新たな創造の中にあるという事でした。 季節の花に水を灑いでやる様に、千年の華には心血を灑がねばなりません。 作品の大小を問わず、ひとつ、ひとつに持てる技術のすべてを灑ぎ込み愚直なまでに細部と質にこだわりつづけてまいりました。 私の作品は、かけがえのない人生を生きる現代人と悠久の歴史と遥かな未来をつなぐ陶磁の橋でありたいと、願っています。 これまでの成果の一端をまとめてご高覧に供するとともに自身の道標と致します。 2021年 初春 葉山有樹 * 2012 年、金沢 21 世紀美術館の「工芸未来派展」で、葉山有樹の磁器に呉須で描かれた大皿を見て、その圧倒的なエネルギーと自然界の生命力に体が震えたのを覚えています。 今回のテーマ ' 千年の華 ' 葉山有樹の創り出した作品が人々の目に、心に、100 年、1000 年と咲き続けると信じています。 Read more -
Sho Kishino
March 5 - 14, 2021 寒い冬からようやく暖かい春の気配を感じる日々に移り変わってまいりました。 世の中の厳しい日々も必ず移り行くものです。 今回このような状況での個展になり思いましたことは、皆さまが日々静かな落ち着いた暮らしができるような一助になるようなものを作りたいということです。 私事ではございますが、日の短い冬の季節は毎朝室内の暗闇から坐禅をしながら明るくなってまいります。 外では鳥の声が聴こえ風が動きとても静かな時が流れます。 自分が自然と繋がっていることを感じます。 昨日と今日を比べない、人と自分を比べない、今このひと時を全力で生きることの気持ちよさを楽しめればと思います。 昨年九月は一穂堂ニューヨークで大変な時期に個展を開催して頂きました。 多くの方々に御覧頂くというわけにはいきませんでしたが、とても良い展覧会でした。 こうして開催でき成果があったのは偏に多くの方々とのご縁があり支えて下さる方々がいらっしゃったからに他なりません。感謝申し上げます。 この度もまた大変な状況の中での開催となりますが、多くの方々にご高覧頂ければ幸いです。 令和三年 三月吉日 岸野 承 拝 * 岸野承の作品に初めて巡り会えたのは、10年前の東北大震災直後、銀座一穂堂近くの地下の狭いギャラリーでした。 階段をトントンと降りると、座禅を組む木彫の僧侶や仏像が10点ばかり展示され、それらは静かに祈っていました。 未曾有の大津波の映像や福島原発事故のニュースで悲しみ怯えていた私の目と心はその慈悲に満ちた優しさに救われた事を思い出します。 岸野承は若き日、ジャコメッテイの表現に響鳴。 存在の部分や輪郭を打ち消し 真髄だけが残る彼の彫刻に影響される一方 禅寺に通い仏教や禅の修行をする中で 今に至る岸野承の造形が生まれて来たようです。 由緒ある寺や神社の古材や流木は岸野承の手によって生命が宿ります。 その彫刻は余計なものを全て排除し光の中のシルエットを描き出しているようで 精神性の高い真髄を浮かびあがらせ 周りの空気を清め 空間を遠くへ広げます。 東北大震災から10年後、新型コロナウイルスで世の中が一変した今、岸野承の作品が再び人々を救い慈しみと安らぎを与えてくれるように思えるのです。 青野 惠子 Read more -
我が家は美しいモノに溢れてる
-日々の食卓を豊かに- February 19 - 28, 2021 こんなに長い時間 自宅にいたことがあったでしょうか? 人々の顔はマスクで覆われ、話すことも、触れることも、外出することさえ禁じられた不自由な一年が過ぎました。小さな目に見えないウイルスは私達を試しているのでしょうか。私達はそんなウイルスに負けないで、美しいモノに囲まれ、美味しいモノを食べ、楽しいことをいっぱいしましょう。そして、人に優しく 温かい心で接することができたなら。 今回は一穂堂オリジナルの食器をはじめ 古伊万里、古九谷などが並びます。茶道具も色々集めました。我が家をもっと大好きな空間に!笑顔あふれる食卓を! 協力:山口陶器、李荘窯・寺内信二、金子商店 他 Read more -
帯匠 誉田屋源兵衛
-国宝を織る- February 5 - 13, 2021 誉田屋源兵衛から届いた今年の年賀状は'never give up'と書かれた'破れ扇'の帯。 京都室町で283年続いた帯匠 10代目山口源兵衛は、傷つきボロボロのこの扇のように 京都の糸辺の文化を守り、侍のごとく戦ってこられました。 彼が認め 信頼を積み重ねてきた西陣の職人達と共に、国宝の屏風や巻物の絵を見事な帯に織り上げました。 尾形光琳の「紅白梅図屏風」や「孔雀立葵図屏風」、「鳥獣人物戯画」、宋の時代の水墨画など、最高の材料と現在の技術の粋を集め、美術品とも言える帯が並びました。 世界や時代がどのように変わろうとも、美しいモノは人の目に 心に訴えて、長く次の世に残ります。 そんな誉田屋の帯に触れていただきたいです。 Read more -
第6回 翔ぶ鳥展
-世界に翔くアーティスト- January 15 - 31, 2021 「翔ぶ鳥を落とす」なんと勢いのある言葉でしょう。 大空に向かって翔ぶ鳥も、それを射とうとする者も、双方 力があります。 翔ぶ鳥は魅力ある作品 射つ人は目のあるコレクター。 そんな翔ぶ鳥達にも、2020年は飛ぶことさえ、動くことさえ不自由な年になりました。 青い地球を移動する渡り鳥達には、下界はどう見えたのでしょう。 銀座一穂堂の新年は恒例の「翔ぶ鳥展」ではじまります。 もう6回目となり、今回は新しいアーティスト6人が加わり、それぞれ夢を形にされています。 今年こそ東京オリンピックが開かれ、アスリート達が日本を、世界を元気づけてくれることでしょう。 日本国民全員が、各々 自分が出来ることで、平和で美しい 優しい社会を作りましょう。 翔ぶ鳥達は離陸準備完了です。 Read more -
一穂堂のダイジェスト展
December 17 - 25, 2020 令和2年、今年一穂堂で開催した19企画のダイジェストの展覧会。 今年は一穂堂に来れなかった人、見れなかった人のために、展示の一部をご覧いただき、特別価格でご案内いたします。 来年は皆さまにとってご健康で幸多い年となりますように祈ります。 今年もありがとうございました。 Read more -
鞆岡隆史・鈴木祥太 二人展
-四季のうつろい- December 4 - 13, 2020 季節のうつろいとともに植物たちの姿も変わっていきます 一年一年、少しずつ成長しながら繰り返される植物たちのうつろい 人々が様々なことに一喜一憂する中、植物たちは坦々と生きています その姿は時に力強く、時にか弱く、私の心を惹きつけます 鞆岡隆史 子供の頃からずっと「うつろい」が好きです。 家の窓からぼんやりと雲の流れを延々眺めたり、大好きな庭で草木が揺れるさまをずっと夢中になっていました。眼と耳と肌で時間と、風を感じるのが心地良かったのです。 うつろいは、変化であり時の流れです。刻々と変化するからこそ一瞬一瞬の姿は美しく、目に焼き付けたい、心に留めておきたいと思うのです。 作品を通して、自然のうつろいの美しさを伝えたいと思います。 鈴木祥太 一穂堂がニューヨークに進出したばかりの頃、二人の若いアーティストが銀座に自分の作品を持って来た。 その一人が鞆 岡隆史。彼の花の写真の美しさに一瞬で心が浄化され、真っ白のバックに花の真髄だけが存在していた。 もう一人が鈴木祥太。名前さえ知らない金属の小さな草花を嬉しそうに見せてくれた。その花に日本人の美意識と匠の技を感じた。 二人の作品をニューヨーク、ロンドン、シカゴ……と海外のアートショーに連れて行くと、それぞれすぐに話題になった。 今回、トモ岡は「月刊誌 なごみ」の巻頭ページに12ヶ月の花を掲載。 その花を中心に、二人のデュエットをお楽しみください。 青野惠子 Read more -
Come Across the Sea
海を越えて… November 20 - 29, 2020 10ヶ月前まで、世界中を縦横無尽に飛行機が行き交い どこの国へも簡単に行けて 地球は小さな星と思っていました。青い星 地球に住む生物の中で人間は古くから絵を描き、美しいモノを創って来ました。 コロナ禍で不自由な中、私たちは大切な人やモノやコトが見えて来ました。科学技術が発達した世界の中で芸術が大切であることを、音楽と共に美術工芸は世界の共通言語であることを知りました。 一穂堂はこの度 海外から美術工芸作品を一同に集め「Come Across the Sea 海を越えて……」を企画しました。イギリス、イタリア、ドイツ、アメリカなどで学び、創作する日本人アーティストの作品を中心に、Ippodo New Yorkと関わって来た海外のアーティストの魅力的な作品が並びます。 それぞれの国の特長やアイデンティティを持ちながら 芸術は世界共通の言葉のように訴えて来ます。世界を旅する事がままならない今、銀座でアートの旅をお楽しみいただけたら幸いです。 一穂堂 青野 惠子 作家名: 高樋一人(立体)、奥村信之(彫刻)、大塚茂吉(立体)、大木泉(ガラス)、Merete Rasmussen(立体)、 Laura de Santillana(ガラス)、ハルオ・ミヤウチ(油画)、Todd Williamson(平面)、Lis Sloan(平面)、 Michele Flammia(フレスコ画)、本田孝一(アラビア書道)、寺田琳(平面)、Kwon JeongChan(平面) Read more -
十時孝好 霜月の「USAGI」
November 6 - 15, 2020 私にはいい友人達がいる。 数年前 その中の美術畑の一人に聞いてみた。 「美術史的には 俺は何派?」「お前は ナビ派。」 四十数年前USAGIシリーズを描くキッカケの一人であった彼に喝破された。 「なる程!」彼なりに見続けていてくれたのだ。 作品は見られず無視されたら悲しい。 美術評論家 故・藤枝晃雄氏のおっしゃる通り 作者の自己評価という眼と 観者の他者評価という眼の一致があればうれしいのだが、「うさぎ」は共通言語足るか? わかりやすいキャラクター性には 作り続けるかぎり常に軽薄さとマンネリ化が付き纏う。 しかしUSAGIでアートを伝えたかった。 具象に仮託するスタイルはそこら中にあるけれど 私は光輝く何かでなく 通俗に語らせたかった。 高みから見下すアートでなく 隣の人と同じ地平に立ちたかった。 置いてけぼりはいやじゃないか。 通俗性を通して「ただ今、ここ!」が立ち現れ 素数のごとき命のようなものが宿るなら見てみたい。 アートにジャンル無しが持論だが 絵カキとしては絵画、彫刻の実体に 他の誰かと共に出会ってみたい。 絵事後素を旨として。 2020年10月10日 十時 孝好 十時孝好のUSAGIは 十五夜の月の中で餅つきをしているものでも、不思議の国のアリスの白ウサギでも、ピーターラビットでもない。 時々、夜のクラブのバニーガールのようないたずらっぽいのもいるが、十時のUSAGIは 富士山麓の森の木々から生まれて来る。 広い彼のアトリエには老猫が一匹、周りにたくさんの鳥獣がいて淋しくないと言う。 そう言えば キーンキーンと鹿が鳴いて出迎えてくれた。 幼い頃から画家を目指し、東京芸大 油絵科に入り田口安男・野見山暁治 両教授を師とし、大学院を卒業後、田口教室で助手を3年務め、ニューヨークに渡った。 ヨーロッパではなくアメリカを選んだ十時は アートの持つ圧倒的な力を知り、そのスケールが日本とは大きく異なっている事を強く感じた。 ルネッサンス期の芸術家たちは 画家であり彫刻家でもある。その中で天に捧げるように描き創るミケランジェロが好きと語る。 アメリカのアートの衝撃を受けて帰国、彼は絵から飛び出したような彫刻のウサギを創り出した。ウサギは共通言語になりやすく、USAGIの十時孝好としてアートを伝える事になるのだが、彼もまた 天に捧げたいと創り続けている。 時に 赤いドレスを着たうさぎが飛び出して来る。 彼は赤を太陽の色 血の色... Read more -
森暁雄 ジュエリー展
October 23 - 31, 2020 森暁雄がジュエリーデザイナーになって52年。 彼は 象牙やべっ甲に日本の伝統技術・蒔絵を施したり、金、銀、プラチナ、ダイヤモンド、真珠など、さまざまな宝石を独特のデザインで表現した。長くグラビアや銀幕のスターのジュエリーアーティストとして活躍され、宝塚の越路吹雪さんをはじめ、黒柳徹子さん、草笛光子さんなど、美しい女性をもっと輝かせてきました。 その森暁雄はコロナ禍のこの夏、来る日も来る日もピアノの鍵盤に向かいました。 少年のように目をキラキラ輝かせながら、象牙と黒檀でピアノの鍵盤のチョーカーとブレスレットに挑みました。 BGMはどんなピアノ曲が流れていたのでしょう?誰をイメージに創ったのでしょう? 銀座に人が歩かなくなった6月、彼は一穂堂倶楽部にやって来て、この空間をすっかり気に入り、「ここで楽しいことをやりましょう。」と。美しいこと、おしゃれなこと、エレガントな銀座のマダム達がワクワクすることを考えたようです。 そんなジュエリーが揃いました。一人ずつ、一組ずつ、不思議な森暁雄ワールドに酔いしれてください。お待ちしています。 ● 3F 同時開催「野口のきもの展」 Read more -
京・野口 染めの特選きもの
October 23 - 31, 2020 菊の花が香り、もみじが色づき、日本の四季が移ろう美しい季節です。 中でも秋は、春や夏と異なり 勢いを過ぎ 去り行く花鳥風月がもの悲しく 人恋しい季節です。 旧家「野口」は享保18年(1733)、金屋安兵衛が油小路四条にて呉服両替商を創業。その敷地内に小堀遠州の茶室などを移築し、市より有形文化財に指定。長い年月、絹のきもの文化を守り続けてきました。その野口のきものは 桃山時代の小袖の意匠や文様を中心に、最上級の友禅職人が染め上げています。 きものは世界でも類を見ないさまざまな決まりごとがあり、男性と女性では着方や形が異なり、季節によって袷、単衣、絽、紗。目的に合わせて留袖、色留、訪問着、小紋、色無地。子供の成長に合わせて初着、七五三の晴着、振袖。時と場所によって綸子、縮緬、紬。悲しい時、喜びの時、年齢に合わせてなど、人と時と物を大切にする豊かな日本の伝統文化が今に伝承されています。 コロナ禍で人に会うことが叶わず、きものを着る機会も減った今こそ、民族衣装であるきものをゆっくり学び、美しい日本の絹の文化を絶やさないようにしたいものです。 野口の上質な、日本画のような友禅の世界を堪能していただきたくご案内いたします。 ● B1F同時開催「森暁雄ジュエリー展」 Read more -
伊藤慶二・松崎融 二人展
「陶 on the 漆」 October 9 - 18, 2020 異なった素材とのコラボ、松崎さんの素朴で大胆な漆に 僕の造形がどう反応するかが楽しみです。 尚 ドローイングは「塔」の種々の有り方を表現する。 伊藤 慶二 十年以上前になるだろうか。インテリアデザイナーの内田繁さんの展覧会に参加したのが、伊藤さんとの初めての出会いだった。 その時見たオブジェや器の存在があまりに自然で、空間に溶け込むような不思議な力を感じた。 彼の陶は私の造る木の物達と真逆のようで、実は二人の作品は一緒にいると居心地よい。 今回、伊藤さんとの二人展を企画した一穂堂に感謝したい。 松崎 融 伊藤慶二の作品は静かである。彼の生き方同様に 重く深くそして美しい。 伊藤は今回、漆の松崎融との二人展に塔を描き、五輪の塔よりずっとシンプルな黒陶の塔を作った。 ヒロシマシリーズ、仏足石、面、祈り と一連の彼のオブジェは人間の罪へのオマージュを感じる。 孤高の伊藤が 情ある松崎と二人展をすることになったのは、彼の中にそろそろ罪深い人間を許し始めたのかもしれない、と そんな気がする。 一方 松崎融の器は、根来のようで 李朝のようで、古いお蔵の片隅にあったような懐かしさと温かさを感じさせる。 かつて、インテリアデザイナー 故・内田繁氏は松崎融の漆を「縄文の赤。太陽の赤」と絶賛。 後年、最も好きなアーティストとして、国内外の様々な発表の場に連れ出した。 その一つ、2008年、Ippodo New Yorkオープンの折、「内田繁と仲間達展」で二人は初顔合わせ、その出逢いがこの企画に繋がった。もう12年になる。 今回、銀座一穂堂では、「陶 on the 漆」として伊藤慶二・松崎融 二人展を開催。 天国から内田繁氏が見ているようで、嬉しくなってきた。 Read more -
斎藤正光監修「名工の竹籠」
September 18 - 27, 2020 日本の竹工芸は江戸時代の唐物写しに始まり、その後優秀な竹芸家の努力により世界の中で工芸の一分野として確立し、パリ万博で話題となりました。 海外のコレクター達はその造形と技術、素材の美しさに魅了され、現代ではメトロポリタン美術館を始め、欧米の沢山の美術館の収蔵品となっています。 監修の斎藤正光氏は世界屈指の竹コレクターとして国内外の竹籠展をコーディネートされ、彼のもとにはレベルの高い作品が集まります。 地球に優しく、サステナブルに相応しい竹工芸に触れていただきたいです。 Read more -
第21回「月夜の茶会」茶道具展
-生命、自由、平和- August 27 - September 13, 2020 2020年、令和2年が明けてすぐ コロナウイルスが世界をすっかり変えてしまいました。 このことで、私達は'生命'の大切さ、'平和'だからこそのスポーツ、芸能、音楽、芸術があること、人と会うことも移動することも'自由'であったありがたさを初めて知りました。 三密禁止で狭い茶室での茶の湯までも……。日本の文化 茶の湯はこれからどうなるのでしょう。室町時代から長く続いた茶の湯やその精神を守り続けたいものです。 天高く空には月が輝いています。第21回 一穂堂恒例の「月夜の茶会 茶道具展」。 実力あるアーティストが地球の土や木で作った茶道具を'心の友'として探しにお出かけ下さいませ。静かに穏やかに、お茶を一服どうぞ。 一穂堂 青野惠子 【出品作家】(50音順) 浅井竜介/池田晃将/泉田之也/氏家昂大/大塚茂吉 十一代大樋長左衛門/海田曲巷/加藤委/加藤亮太郎 後関裕士/鈴木重孝/鈴木盛久工房/竹内瑠璃 田中佐次郎/田端志音/辻村史朗/辻村唯/辻村塊 鞆岡隆史/中村康平/新里明士/畠山耕治 畠春斎/林みちよ/藤澤秀行/藤平伸/古谷宣幸 星野友幸/前島秀光/前田正博/松崎融/松崎健 松原賢/松本破風/宮崎匠/村瀬治兵衛 森岡希世子/山村慎哉/若杉憲司 Read more -
YOYO’S 浅田八代江のジュエリー
July 22 - 29, 2020 瑪瑙、翡翠、琥珀、珊瑚、トルコ石…。これらの石は主にアジア大陸で珍重され、古代から中国やチベットなどの王族や貴族、高貴な僧侶たちが身につけてきた。 YOYOこと浅田八代江は40年前からそれらの石に魅せられ、それを求めてアジアを旅して膨大な宝玉を集めた。彼女はそれを自分のためにネックレスにし、友人にも作った。 そこから始まったYOYO’Sのジュエリー。 御佛達の多くが宝冠や首飾りなどのジュエリーをつけておられる姿を不思議に思ったことがある。なぜ人々を救う御佛がこんなにも豪華な宝飾をつけておられるのだろう…と。 彼女は長年コレクションしてきた至宝の天珠で、今回、もっと幸福で もっと美しく、とエレガントなマダムのために50点のジュエリーを作った。 コロナ禍の中、美しいYOYO’Sのジュエリーは、どのようなパワーを与えてくれるのだろうか。 一穂堂倶楽部でお待ちしています。 一穂堂 青野 惠子 Read more -
工芸の潮流
-新しい波が寄せてくる- July 16 - August 2, 2020 今ごろは 東京オリンピック2020が開催されていたのに……。 国立競技場でアスリート達が戦うように、日本の若手アーティスト達は日々研鑽し、情熱を込めて 創作しています。 この度 オリンピックと同時期に 一穂堂が選んだ 若くて才能のあるアーティスト13人の競演「工芸の潮流展」を催します。 コロナウイルスで世界が怯え、地球上の歴史が塗り替えられる今、日本の文化芸術はどこへ向かうのでしょう。 絶える事なく未来に繋がなくてはなりません。 日本人が作り出す工芸は、伝統に現代の科学やテクノロジーを加えながら、その美は流行ではなく 自然観や死生観をベースに、普遍的で地球にやさしいモノであって欲しいと 私は思っています。 新しい工芸の波が 押し寄せています。13人の美と技の競演を応援していただきたいのです。 一穂堂 青野 惠子 【出品作家】(50音順) 有永浩太/池田晃将/泉田之也/木野智史/坂井直樹 鈴木祥太/高樋一人/竹内瑠璃/塚田美登里/鞆岡隆史 中野大輔/新里明士/藤澤秀行 Read more -
松原賢展 -日月空海-
July 2 - 11, 2020 空海、開眼の地 室戸岬の取材で御厨人窟から観た 空と海だけの単一な世界が、様々な画興を生み出してくれます。 松原 賢 「賢さん、おはよう。」と晩年の林屋晴三氏の一日は 松原賢へのモーニングコールで始まったと言う。 その林屋氏に ' 空海 ' というお題を与えられ、松原はすぐ高知・室戸岬の御厨人窟を訪れ、空海が見たであろう空と海、太陽と月をみごとに描き上げた。 2019 年 10 月、Ippodo New York が13 年目の再出発を アッパーイースト 67th street のギャラリーの杮落としに 松原賢のその渾身の「日月空海図」を発表。 訪れた人々は日本人の精神、日本の文化に触れ 酔いしれた。 その半年後のコロナショック。世界が大きく変わる中、銀座一穂堂の渾身の企画。 凱旋展として 松原賢氏に銀座で拍手と感謝を贈りたいと 思っています。 是非、日本の原風景空海の世界をご覧いただきたいです。 青野 惠子 ▼「松原賢展 日月空海」展示風景映像 https://www.ippodogallerytokyo.com/ja/video/34/ ▼「空海図」制作映像 https://www.ippodogallerytokyo.com/ja/video/26/ ▼ Special Viewing Room (日本語/English) https://ippodogallerytokyo.viewingrooms.com/viewing-room/3-kukai-sun-and-moon/ Read more -
我が家は美しいモノにあふれてる
June 12 - 27, 2020 こんなに長い時間我が家にいることがあったでしょうか? 生命を脅かす新型コロナウイルスは、世界中の人々を自宅に待機させ、人々は未経験と思える時間を自宅で過ごすことになりましたね。 NHKのテレビ番組「世界はほしいモノにあふれてる」にインスパイアされて、一穂堂は「我が家は 美しいモノに あふれてる」というタイトルで、自宅で過ごす豊かな時間と空間に美しい作品を紹介します。 今こそ、我が家で見るモノ、触れるモノを美しいモノで溢れさせて下さい。 新しい生活が始まろうとしています。 【出品作家】 [家具] 徳永順男、平井健太 [麻織物] 影山秀雄 [絨毯] 鍋島緞通吉島家 [焼き物] 辻村唯、辻村塊、泉田之也、鯉江良二、岸野寛、加藤委、吉田真人、朴英淑 [漆] 松崎融、西端良雄 [ガラス] 塚田美登里、扇田克也 [平面] 松原賢、中野大輔、鞆岡隆史 * 朴英淑は、韓国で王様の白磁を焼く女性陶芸家。 英国エリザベス女王もファンで、朴と古い友人のリ・ウーファンの抽象画を呉須染付で表現しています。 Read more -
令和の絵師 中野大輔の日本画
-生命の讃歌- May 14 - June 7, 2020 世界的な苦難の時期ですが、だからこそ描けていることの幸せを痛感しています。 ひとりの絵師として、美術はほんのささやかでも皆様のこころに明かりを灯せるものと信じております。 披露できますことを心から感謝しています。 中野 大輔 昨年3月、Ippodo New Yorkで海外初の中野大輔展を開催。 会期中「僕が生きている間に、待ちに待った現代作家の美しい日本画が見れた。」とアメリカのキュレーターが涙を流し、その後インディアナポリス美術館に収蔵、同年10月に開催の「A BRUSH WITH BEAUTY」展にさっそく展示され話題になった。 線の力強さと画面いっぱいの生命力を 今こそ 感じていただきたいと思います。 ▼作品紹介映像 https://www.ippodogallerytokyo.com/ja/video/35/ ▼展示風景映像 https://www.youtube.com/watch?v=mJM82GGmo6s&feature=youtu.be ▼オンライン展覧会 https://www.ippodogallerytokyo.com/ja/viewing-room/2-a-paean-to-life-daisuke-nakano/ ▼オンラインインタビュー(一部内容は英語です) https://www.youtube.com/watch?v=i0hxs7Nf6MQ&feature=youtu.be Read more -
藤平伸の幸福な宇宙
April 3 - May 10, 2020 伸という名前は河井寛次郎によって 藤の花が大きく伸びますように。という願いを込めて命名されたという。 戦争や肺結核の経験から、「万事にとって頓着することなかれ」という精神に貫かれ、えも言われぬ幸福感に満たされる作品が五条坂から生まれ出た。それは、あらゆる思想や宗教を超えた崇高な宇宙観を持っている。 没後8年、お嬢さんの三穂さんの協力を得て展覧会を企画。世界が混沌とする中、今こそ童心のような和やかな彼の作品に触れてみたいと思った。 青野 惠子 Read more -
KOKIN 絵画展
March 20 - 28, 2020 小学の頃、雲城の山で遊んでいた時に遭遇したゆりにびっくりしたおかげで、今でも花たちが時と姿を間違えず、一生懸命に咲いている様子に感動させられています。 花たちに負けずに私も自身の花を咲かせ続けよう! KOKIN 師 故今井俊満氏は「ナショナルはインターナショナル、君の作品にそれを感じる」と言った。 同時に今井氏のカタにはまらない生き方に共感を覚え、師事し今日に至るKOKIN。 シンプルで大胆な構図でありながら、同時に透明感のある日本人独特の美意識を感じさせる作品。 漆、アクリル、銀粉等で描かれる作品には今日的な軽やかさとともに日本人の持つ自然界をモチーフに様々な手法でチャレンジし続ける。 KOKINは、都内のシティホテルのロビーに作品を展示したり、3つ星レストランの壁画を制作する等、今話題を呼んでいるアーティストです。 一穂堂 青野恵子 Read more -
春花ざかりの茶道具展
March 5 - 14, 2020 春がやって来ました。 3月5日は二十四節気のひとつの啓蟄。 土の中から生きものがモソモソと動き出し、花々が咲き出しました。 日本中の作り手達も動きはじめ、美しい茶道具を発表してくれました。 Read more -
泉田之也 陶展
February 21 - 29, 2020 今回出展する中国茶の器は、元々表現として作りたいと思う形から始まっております。 それを海外の茶人が見立てとして茶席に取り入れていったという経緯があります。 その自由でおおらかな感性は、私に更なる創作の意欲を掻き立ててくれるのです。 泉田 之也 泉田之也のやきものに触れてもう随分な時が流れた。彼は和紙に土を貼り付け、折り紙のように形づくる。 東北の海風にさらされた泉田と彼の作品は、厳しくて温かい。 土に雪が積もりはじめたように見える。 今回、泉田は中国茶器を作ってくれた。 青野 惠子 文化や歴史の重荷から解放され、茶はただのリーフにすぎない。 自然でゆっくり成長する力強い茶の木のリーフ、その個性を程よく表現できる作り手により、おいしい茶葉になる。 ひとすすり、ゆっくりと飲み込む。口から体の芯まで長く漂う美しい余韻が、生きていてよかったと思えるくらい癒してくれる。 そんな清らかな茶を追求していきたい。 孟繁林 (LEAF MANIA, 茶葉専門店&茶器ギャラリー) Read more -
誉田屋源兵衛の帯
February 6 - 15, 2020 奈良時代、世界中から集まった正倉院の宝物、その美術工芸品の美意識の高さ、技の凄さに驚くばかりですが、その時代に不可能だった螺鈿の織物は現代のテクノロジーで天然の貝殻をきわめて薄く研磨し、熟練の職人が帯に織り上げました。 京都で282年続く帯匠、誉田屋源兵衛の十代目は歴史や素材を研究し、技を磨いて来ました。 「未来に残る帯を作りたい。」と那智の瀧の帯を職人達と10年かけて織り上げ、銀座一穂堂で披露することになりました。 今年は世界の美術館が日本のきものをテーマに企画される中、誉田屋もロンドン・バンコク・ニューヨークで展示が決まっています。 一穂堂 青野恵子 Read more -
第5回 翔ぶ鳥展
January 17 - February 1, 2020 「翔ぶ鳥を落とす」なんと勢いのある言葉でしょう。 大空に向かって翔ぶ鳥も、それを射とうとする者も、双方 力があります。 翔ぶ鳥は魅力ある作品 射つ人は目のあるコレクター。 新年早々の「翔ぶ鳥展」は銀座一穂堂恒例企画となり、5回目を迎えます。 すでにアーティスト達の力作は海外の美術館や有名コレクターのもとへ翔び立っています。これからも彼らにもっと高く、もっと深く、もっと美しいモノを求めて参ります。 元気な翔ぶ鳥を落としに銀座へお越し下さいませ。 一穂堂 青野惠子 Read more -
氏家昂大 陶展
-skin works- November 27 - December 7, 2019 元々、物作りに興味があり、大学進学は美大を選択、最初は作家になるつもりはなかったのですが、転機は二年生の終わり、東日本大震災を実家の仙台で被災し「いつ死んでも後悔のない人生を生きよう」と決意し、陶芸に打ち込みました。 形の発想は2013年根津美術館での「井戸茶碗展」にて、喜左衛門を観て感銘を受けたこと、重心軸がズレた形に生命的な躍動感を感じました。自身で開発した「漆貫入彩」を中心に躍動する生命観を表現したいと考えています。それは器に生命が宿り、「skin」という形で表されます。 氏家昂大 ◆ 炎芸術140号(2019/11/1発売)「期待の新人作家」特集に氏家先生の作品が掲載されております。 Kodai Uji-ie has unique visual language developed through dyeing the craze on glazed surfaces (*Kannyu) - while studying Japanese traditional ceramics. The deformation and beauty of the crazing on his artworks are impressive and attractive. At Ippodo Gallery Ginza, we will showcase Kodai Uji-ie’s unique... Read more -
令和の大嘗祭を祝う "菊と稲"
November 8 - 23, 2019 古来より日本人にとって「菊と稲」は天皇に繋がるものとして、大切に扱われてきました。今年4月30日をもって元号が平成から令和に変わり、125代明仁天皇は上皇に、徳仁皇太子が126代天皇に即位されました。この記念すべき年に、銀座一穂堂は天皇に縁の深い「菊と稲」をテーマに、展覧会を企画致しました。 日本人にとって米の意味、豊穣を祝う新嘗祭を想い、新米と神饌でもある日本酒でお祝いいたしましょう。 ● 日本画、飯碗、酒器、漆、帯、きもの、嘉門工芸の稲穂 菊と稲が揃います。 From ancient times, Chrysanthemum and rice plant are special things to connect emperor of Japan. The current era, Heisei, ended on 30th April 2019, and new imperial era ‘Reiwa’ has started with Emperor Tokuhito. Ginza Ippodo Gallery represents a new exhibition with the theme of “chrysanthemum... Read more -
三代目 村瀬治兵衛の世界
October 19 - 26, 2019 When I was given the opportunity to hold a solo exhibition at the Ippodo gallery in New York in the autumn of 2016, I decided to hold a tea ceremony there. This led to my work being acquired by the Philadelphia Museum of Art and two years later it was... Read more -
第20回 月夜の茶会 茶道具展
「望」・「子」 September 27 - October 13, 2019 蜩が鳴きはじめました。長い梅雨に暑い夏が終わり、月の美しい秋がやって来ました。 一穂堂恒例の茶道具展「月夜の茶会」も20回を迎えます。今年5月、新天皇が即位し「令和」元年がやって来ました。「令和」はどんな時代になるのでしょう。 一穂堂はこの秋、大きく変わります。地下倉庫を和空間・会員制「一穂堂倶楽部」開設、御殿山の茶室・方丈庵もいよいよ動き出します。 さて、今回のテーマは来年の宮中歌会始の勅題「望」と十二支の始まりの「子」。 世界情勢や社会の構造が超特急で変わっていく中、「一碗に心を込めて茶を点てる」この静けさと美しさはずっと永く続きますように。あれ、そう言えば新幹線も超特急「のぞみ」でしたね。一穂堂にはどんな'のぞみ'が集まるのでしょうか。 一穂堂自慢のアーティストの力作茶道具が並びます。 青野惠子 [出品作家一覧](敬称略、50音順) 浅井竜介(陶)/ 泉田之也(陶)/ 伊勢崎晃一朗(陶)/ 内田鋼一(陶)/ 大塚茂吉(陶)/ 十一代大樋長左衛門(陶)/ 海田曲巷(茶杓)/ 川岸富士男(絵)/ 坂井直樹(鉄)/ 鈴木徹(陶)/ 田中佐次郎(陶)/ 竹内瑠璃(磁)/ 辻村史朗(陶・書)/ 辻村唯(陶)/ 辻村塊(陶)/ 中村康平(陶)/ 畠山耕治(金工)/ 畠春斎(鉄)/ 藤澤秀行(漆)/ 古谷宣幸(陶)/ 松崎融(漆)/ 松崎健(陶)/ 松原賢(絵)/ 松本破風(竹)/ 三輪龍気生(十二代三輪休雪)(陶)/ 村瀬治兵衛(漆)/ 柳下季器(陶)/ 山村慎哉(漆)/ 吉田真人(陶)/ 若杉憲司(写真) The 20th Moonlit Tea Party - Tea ware Exhibition 'Nozomi (Hope) and... Read more -
松本破風・大木淑恵 竹籠二人展
September 12 - 21, 2019 2017年、ニューヨーク メトロポリタン美術館で開催された「竹工芸名品展― ニューヨークのアビー・コレクション」は45万人の来場者を集め、世界中に大きな反響を呼び 話題になりました。この展覧会が 今年日本で「竹工芸名品展 ニューヨーク アビーコレクション メトロポリタン美術館 所蔵」として、大分県立美術館、東京国立近代美術館工芸館、大阪東洋陶磁美術館を巡回します。この9月12日から「東京竹芸術祭2019」が関東圏に22箇所で開催されることとなり、一穂堂は銀座と御殿山で参加することになりました。 松本破風氏は、2017年Ippodo New Yorkにてメトロポリタン美術館でのバンブー展と同時期に個展を催し、大変な人気を博しました。その折、LOEWEのトップデザイナー・ジョナサン氏が松本氏の匠の技を評価し協力を要請、竹で編む籠を皮で編み、この4月、ミラノサローネ・LOEWEミラノ店にて話題になりました。 一方、大木淑恵氏は小玕齋最後の弟子として大切に指導を受け、持ち前のセンスと技が珍しく美しく、海外にファンを多く持っています。 Read more -
名工の竹籠と茶器
-東京竹芸術祭 2019- September 11 - 21, 2019 2017年、ニューヨーク メトロポリタン美術館で開催された「竹工芸名品展― ニューヨークのアビー・コレクション」は 45万人の来場者を集め、世界中に大きな反響を呼び 話題になりました。この展覧会が 今年日本で「竹工芸名品展 ニューヨーク アビーコレクション メトロポリタン美術館 所蔵」として、大分県立美術館、東京国立近代美術館工芸館、大阪東洋陶磁美術館を巡回します。 この9月12日から、国立東京近代美術館工芸館で行われる展覧会に連動した「東京竹芸術祭2019」が、日本橋高島屋をはじめ、関東圏に22箇所で開催されることとなり、一穂堂は銀座と御殿山で参加することになりました。 今回は、これまで数多くの国内外の竹工芸展とそのプロモーションに関わって来られた斎藤正光さんに、御殿山ギャラリーと茶室「方丈庵」に 彼の選んだ秀作を展示していただくことになりました。 茶室 「方丈庵」のお披露目として、飯塚琅玕斎をはじめ、希少な竹籠が並びます。 Read more -
塚田美登里のガラス
-Natural Laces- August 28 - September 7, 2019 塚田美登里は深い海の底から湧き上がる泡が光を浴びて輝くような、女性らしいエレガントなガラスを作る。彼女の技法は、吹きガラスや切子、パート・ド・ヴェールのどれとも違う。様々な技法を作品によって使い分け、組み合わせ、独特な表情を作る。主に使うのは、キルンワークのフュージングやサギングと呼ばれる技法だ。魅力的な表情を出すために、色板ガラスや金属箔を何枚も重ねて、時には何度も炉で焼く。その後、曲げて成形したガラスをカットし、研磨、さらに炉に入れることもあるという手間のかかるもの。 富山の自宅の工房は小さな工場のようで、大小さまざまな機械や道具を使いながら、ガラスという危険をともなう素材に取り組み、すべての工程を一人でやり遂げる。 一穂堂と共に海外で発表し、もうすっかりファンも多く、彼女の挑戦を楽しみにしている。今回は「Natural Lace」「みずはな」など、水のあぶくのような不思議で新しい表情のガラスが並ぶ。 Read more -
松崎融 -お盆の季節の大盆展-
July 12 - 20, 2019 松崎の赤はまぎれもなく縄文の赤である。縄文の赤は太陽の赤である。 大きく屈託のない太陽はそのまま松崎の器に移された。 松崎融の仕事を前にしたとき、思わず縄文を想い、その造形、表情、親和性、そして何よりも祈りの感情を見た。 この親和的で祈りの対象となるものが今日、もっとも失われたものなのである。 内田 繁 漆はJAPANと言われ日本の誇る工芸の一つである。 45年前、師も持たず私は木漆工芸の世界に足を踏み入れた。その頃の漆の業界は表面的な美しさを求め過ぎたばかりに、技術を誇るような器を作り、機能性や現代性を失い仕事は細かく分業化されていた。私は原点にもどるべく'一木をくりぬき形を造り 漆を塗る'。漆の強さを前面に出すために漆を塗り重ね技術をシンプルにすることで私自身の想いと個性を出してきた。 私がもの作りとなった背景には日本画家であった父と、3人の心の師がいる。玉川大学創立者の小原國芳先生、洋画家の牛島憲之先生、そして陶芸家の島岡達三先生である。「目標を強く強く念じ願うことにより道が開くこと。静かな表現の中で色を重ねることの強さ。器の大きさ、工芸の奥深さ。」'大道無門'この3人から学び、今の私があると思っている。 今回の一穂堂での展覧会では、大盆に酒や料理をいっぱいのせて、人が集まり絆が生まれればと思いつつ、木を削り、漆を塗った。 松崎 融 松崎融は幼い頃 野球少年だった。大学を卒業しても野球監督をするほどのスポーツマンで、今でも日々作り続けて 野球のプレーをしているかのようにイキイキと働き 楽しそうに木に向かう。その彼は仕事を始めた頃、師も持たず 我流で作った額、欅の厚い板をただ四角くくり抜き 朱漆をたっぷり塗った。 その額が染織家・故芹沢銈介の目にとまり、板絵やガラス絵が入って一世を風靡した。もう40年以上も前のことである。 現在 国画会工芸部の代表として、浜田庄司や柳宗悦の意志を継ぎ、次世代に「用の美」の機能と形、モノ造りの哲学を伝える使命を担っている。 その松崎融の木工作品は どこかで見たことがあるような懐かしさと 温かさと 荒々しい中に気品が漂い本当に美しい。それは作者のお人柄そのもの。一穂堂のめざす日本人の心、日本人の技や美意識がギュッと詰まっているように思える。 お盆は一年に一度、先祖の精霊をお迎えし供養する期間。そんなお盆に松崎融が40年間作り貯めた大きな大きな盆を一同に集めてみた。この大盆を囲んで人と人が食べ、飲み、話し、笑い……。至福の時が流れますように。 一穂堂 青野 惠子 Read more -
麻と蓮展
June 28 - July 6, 2019 原始の時代、人は麻を見つけ繊維とし、祭祀や衣服に使ってきた。日本では古く飛鳥や奈良時代には着用されていたことが記されている。 蓮は泥の中に美しい花を咲かせることから、アジアでは仏像の台座や供花に、花びらは散華として、西洋では蓮の花のデザインが好まれた。 影山秀雄が織る藍染めの麻は、目に肌に爽やかです。 ○ 漆、更紗、木彫仏像、誉田屋源兵衛の大麻布、鞆岡隆史の蓮の写真など。 Linen, Hemp and Lotus Fri, 28 June ~ Sat, 6 July 2019 In primitive times, people found hemp as fiber and used it in rituals and clothes. It is written that it was old in Japan in the Asuka and the Nara period. Because lotus... Read more -
松崎健 -民芸の里・益子から窯変へ-
June 14 - 22, 2019 There are numerous distinctive types of yakishime (high-fired unglazed ceramics), different areas using different techniques-the glass-like bīdoro of Iga, the scarlet of Shigaraki, the yellow goma of Bizen, the akadobe red slip of Tamba, etc.-amd searching for my own method, I finally arrived at a technique that uses 3,000 bundles... Read more -
瀬本容子 テンペラ画展
May 31 - June 8, 2019 We have held an exhibition for 23 years every year. Yoko Semoto on a young day who was fascinated by icon and tempera in Paris rather than Impressionism, draws a mysterious painting full of bliss originality that uses the material of lapis lazuli and makes a frame with gold from... Read more -
帯匠・誉田屋源兵衛「令和」を祝う
May 15 - 25, 2019 Celebration of Reiwa - the Japanese new era with Obi master Kondaya Genbey Wed, 15 ~ Sat, 25 May 2019 We show Obi (sashes) for 200 pieces by Obi master Kondaya Genbey who has long histories for 280 years in Kyoto. The exhibition devotes Obi and Kimono in connection with... Read more -
冨長敦也 石彫展
-人間 Ninguen- May 11 - August 20, 2019 My sculptures are not a result from me carving my own ideas or images out of stone, rather they represent an attempt to express the interaction between a single human being and nature. Like flowing water, I round the corners of a block of stone to create my globular works,... Read more -
A hundred tea bowls by Kai Tsujimura
April 18 - 27, 2019 It has been 16 years since the Kai Tsujimura exhibition has been held. He kept spinning and turning a pot quietly and energetically in the mountain village of Sakurai in Nara. The mountains and valleys are lined with large and middle pots, bowls and plates. It becomes the ceramic mound... Read more -
鞆岡隆史 白花展
April 3 - 13, 2019 I have long been attracted to white flowers, Although I do not know what makes me feel this way. To recover a pure heart, To wash away all impurities, To argue for what is right, To recall the events of that day To feel as if something is going to... Read more -
Early Spring Jewelry by Akio Mori
March 22 - 30, 2019 Spring is coming. Akio Mori Akio has worked as a jewelry designer for 52 years. Looking back on the works, he and a worldwide hair designer, Yusuke Suga collaborated and captivated women at Bergdorf Goodman. In addition, he was in charge of jewelry for many actors & actresses and models.... Read more -
The leading dyed Kimono of special selection - Kyo Yuzen
March 22 - 29, 2019 Yasube Kanaya in the historical house ”Noguchi” started the money exchanger of Kimono in 1733 in Aburakoji-shijyo, Kyoto. Afterwards, The tea room of Kobori-ensyu moved into the house was designated a tangible cultural property from Kyoto city. Designs of the Momoyama era’s Kimono came out of the warehouse are the... Read more -
2D Exhibition by Ippodo
March 6 - 16, 2019 We have exhibited excellent artworks '2D Exhibition by Ippodo' such as paintings/ photographs of authors active in domestic and overseas by the following artists. Read more -
Our eagerness for Bizen ware exhibition
February 22 - March 2, 2019 For ”Our eagerness for ’Bizen ware exhibition’” Bizen ware has been kept to make until today unchanged since the medieval period, as a non-glazed fired ceramic. The reasons are the soil. Bizen soil is the finest particle clay among the six old kilns and is vulnerable to sudden changes in... Read more -
Miyabi Hina dolls (graceful dolls) and Musha dolls (warriors dolls) Exhibition
-河村仁美・森翠風- February 7 - 16, 2019 Ippodo Gallery proposes special selection dolls here. Congratulations on the birth of a little life. Japan has a culture that presents dolls to make a happy life in the first festival. Praying girls meet a good companion, boys become be strong and like warriors... Read more -
The 4th ”Flying Bird Exhibition”
January 18 - February 2, 2019 The New Year where the era changed its name has come to a close. This commemorative 2019 year, Ippodo Gallery starts with the 4th ”Flying Bird Exhibition”. In the sports world of last year, young athletes in their 10’s and 20’s played spectacular activity and surprised the world. Meanwhile, in... Read more