後関 裕士: -薪窯で焼く-

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  03-5159-0599 / tokyo@ippodogallery.com
 (開廊時間:11時〜18時 休廊日:月曜日)

 

  • 会期中 作家全日在廊予定

 


 

 

数万年、あるいは数億年の月日の中で風化した土で形を造り、その一瞬を炎が記憶させ残す。
それは人類の歴史の中で先人たちが繰り返してきた行為であり、今自分がその役を担えている ことに幸せを感じます。
大量生産の時代では忘れてしまいがちですが、土を掘り粘土をつくり、こうして焼き上げるまで には確かに一つ一つの茶盌に物語があります。
その作品たちが、人の手にわたり物語がいつまでも続いていくことを願いながら制作しています。

後関 裕士

 


 

 

未来を考えていた学生時代、鯉江良二の茶盌に器の持つ存在感を、楽代々展で長次郎や光悦の茶碗の緊張感を、そしてそれらから 400年の時を経て造形の意思が訴えかけてくる 不思議な力を感じていた。

後関裕士は大学卒業後 縁あって備前の伊勢崎淳氏のもとで修行することになり いよいよ陶芸の道を歩む。

彼に陶芸を目指した理由は?と尋ねると、 「宇宙の歴史が何億年 あるいは 何兆年あるかは分かりませんが、人の一生はその長い時間の中では一瞬です。 いつもその膨大な時間というものに 漠然と恐怖を持っていた自分にとって 自分がその時土に刻み付けた意思のようなものが土の個性や炎の偶然性と混ざり合って作品となり 自分の一生以上の長い時間 存在してくれるかもしれないということに強いやりがいを感じ 陶芸作家として生きる事を決意しました。」と。

後関裕士の茶盌には彼の意思と時が詰まっている。楽しみな陶芸家を一人見つけた。