略歴
1947年北九州生まれ。
1985年より五年間、大阪の茶道具商「谷松屋戶田商店」に勤める。
そこで数々の名品を実見する機会に恵まれ、その貴重な体験を通して、1991年、作陶の世界に入る。
江戶時代中期の京都で活躍した尾形乾山を師と仰ぎ、乾山の写しを追求しながら、作陶を学ぶ。
京都・大徳寺如意庵の立花大亀老師、日本料理の料亭「吉兆」の湯木貞一翁、「谷松屋戶田商店」の戶田鍾之助氏、陶芸家の杉本貞光氏から指導を受け、お茶の世界、陶芸の世界を学んだ。
2004年、軽井沢に窖窯を築く。
2006年以降、野村美術館にて1年おき(偶数年の11月)に個展を開催。
2014年に自身の作品集『四季浴』を刊行。現在、「柏屋」「叶匠寿庵」「吉兆」「子孫(こまご)」「壽山(すやま)」「白(つくも)」「天㐂」「伯雲」「未在」「三嶋亭」(50音順)などの日本料理店に器を納めている。
作品
展覧会情報
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桜咲く……
-絵・オブジェ・陶・写真・帯- 2024年3月22日 - 4月7日花灯り 花曇り 花冷え 花吹雪……。もっと読む
日本には 桜にまつわる言葉が多く 和歌にも歌人がそれぞれの 桜を詠んでいます。
この季節、銀座一穂堂は花盛り アーティストたちはそれぞれの 桜の花を咲かせてくれました。 -
第24回「月夜の茶会」茶道具展
"龍"と"和" 2023年9月8日 - 9月17日一穂堂恒例の「月夜の茶会」茶道具展も 24回を迎え、自慢のアーティスト達は来年の干支 "龍"と歌会始の勅題"和"をテーマに創作されています。もっと読む
"和"は日本人らしくて、大切な言葉。平和の"和"でもあります。 -
田端志音の仕事 -書・絵・陶-
野村美術館に学ぶ 2023年2月24日 - 3月5日志音さんとめぐり逢ってもう30 年になる。もっと読む
野村美術館所蔵の作品を長年描き貯めていた「志音手控え帳」特装本を2022 年11月に出版。
同時開催の個展では、その手控え帳に描かれたやきものを彼女が制作、一緒に展示して話題を呼んだ。
今回、銀座一穂堂ではその凱旋展のような個展となる。 -
第23回「月夜の茶会」茶道具展
"友と歩む" "卯" 2022年9月9日 - 9月24日今回のテーマは「友と歩む」と「卯」。もっと読む
人が作った モノ も 友 で、そばにいて語ってくれます。
今回で23回目を迎え、33名の工芸作家の秀作が集まりました。