略歴

ざらりとした質感、透明にして不透明、そんな表情のその奥に光を孕む不思議なかたまり。ガラスであってガラスでないさらなる可能性を秘めた物質。単純でありつつも、未だ見ぬイメージを喚起させるようなカタチを求め、鋳造によるガラスの造形を模索しています。

 

1957 大阪府河内長野市に生まれる。
1980 金沢美術工芸大学卒業後、東京ガラス工芸研究所においてガラス技法を学ぶ。
1990 現代ガラスの造形展(箱根彫刻の森美術館)
1991 第4回世界現代ガラス展 北海道立近代美術館賞(北海道立近代美術館)
1996 サントリー美術館大賞特別展‘96(東京・サントリー美術館)
1997 NHK-TV番組 土曜美の朝「潜む光の奥へ ガラス造形家 扇田克也」放映。
1999 日本のガラス2000年 弥生から現代まで(サントリー美術館)
2001 ガラスの魅力展(姫路市立美術館)
2001 ガラスに描く、光と彩りの2000年展(サントリー美術館)
2004 ガラスの迷宮(石川県能登島ガラス美術館)
2005 現代ガラスの挑戦 光の彫刻展(菊池寛実記念 智美術館)、煌めきのかたち 20世紀ガラスの精華(釧路市立美術館)
2006 眼差しの行方(富山市民プラザ・アートギャラリー)
2007 光のカタチ 扇田克也展(高島屋 東京/名古屋/大阪)
2009 はじめに、光ありき 美術にみる光の表現 (北海道立近代美術館)、自宅から美術館へ 田中恒子コレクション展 (和歌山県立近代美術館)
2012 個展(Ippodo Gallery New York)

 

Collection/パブリックコレクション

北海道立近代美術館、横浜美術館、サントリー美術館、デュッセルドルフ芸術館、コーブルグ城美術館、石川県能登島ガラス美術館、黄金崎ガラスミュージアム、金沢21世紀美術館、和歌山県立近代美術館、樂翠亭美術館、諄子美術館、大一美術館、伊丹市、富山市