略歴

1958年石川県金沢市生まれ、同地在住。

大樋焼は350年以上の歴史をもつ。だから大樋年雄の仕事は伝統を踏まえた仕事である。しかし問題は、伝統をどのように捉え、今日化するかということである。彼は、伝統の現代化を旅を通じて行おうとしている。見知らぬ土地で、多くの人と出会いながら行う現地でのワークショップと自分の制作を一つものとして捉えることで、制作を共有し、技法を伝え、伝統を開こうとする。
(金沢21世紀美術館企画展 「工芸未来派」より)

1958年 十代大樋長左衛門の長男として金沢に生まれる
1981年 玉川大学文学部芸術学科卒業
1984年 ボストン大学大学院修士課程修了 (M.F.A.)
1998年 月心寺(金沢)にて得度。得度名「大玄雄月」上座
2007年 裏千家坐忘斎御家元より茶名「宗炎」拝受
2016年 十一代 大樋長左衛門襲名
2017年 文化庁長官アドバイザリーメンバー

作品
  • Ohi Chozaemon XI, 絵「青黒の杜」, 2018
    Ohi Chozaemon XI
    絵「青黒の杜」, 2018
    Painting
    H23 5/8 x W11 3/4 in
    H60 x W30 cm
展覧会情報