略歴
1958年石川県金沢市生まれ、同地在住。
大樋焼は350年以上の歴史をもつ。だから大樋年雄の仕事は伝統を踏まえた仕事である。しかし問題は、伝統をどのように捉え、今日化するかということである。彼は、伝統の現代化を旅を通じて行おうとしている。見知らぬ土地で、多くの人と出会いながら行う現地でのワークショップと自分の制作を一つものとして捉えることで、制作を共有し、技法を伝え、伝統を開こうとする。
(金沢21世紀美術館企画展 「工芸未来派」より)
1958年 十代大樋長左衛門の長男として金沢に生まれる
1981年 玉川大学文学部芸術学科卒業
1984年 ボストン大学大学院修士課程修了 (M.F.A.)
1998年 月心寺(金沢)にて得度。得度名「大玄雄月」上座
2007年 裏千家坐忘斎御家元より茶名「宗炎」拝受
2016年 十一代 大樋長左衛門襲名
2017年 文化庁長官アドバイザリーメンバー
作品
展覧会情報
-
一穂堂好みの工芸展
能登地区関連作家応援企画 2024年2月20日 - 3月2日日本の伝統工芸に従事する作り手達の住む石川県・金沢や輪島には 一穂堂を支えて下さった作り手達が 何人も居られ 今回被災もされています。もっと読む
今回はそんな能登半島のアーティストや作り手達の応援を目的に 一穂堂好みの工芸展 として 美しい作品を展示いたします。 -
第23回「月夜の茶会」茶道具展
"友と歩む" "卯" 2022年9月9日 - 9月24日今回のテーマは「友と歩む」と「卯」。もっと読む
人が作った モノ も 友 で、そばにいて語ってくれます。
今回で23回目を迎え、33名の工芸作家の秀作が集まりました。