概要

世界は今、揺れ動いています。平和も社会構造も価値観も何か崩れそうです。
そんな今、もっとも大切なことは人間の存在だと思います。その「人間」をテーマに冨長敦也氏は石でさまざまな「人間」を彫り続けています。
時にユーモアで、時に真剣な表情なその「人間」は抽象的な造形の中に、温かさと優しさを感じます。
冨長敦也氏の大作は大阪・神戸の街のパブリックアートとして、大学のシンボルモニュメントとして行きかう人々の目を楽しませています。

略歴

世界は今、揺れ動いています。平和も社会構造も価値観も何か崩れそうです。

そんな今、もっとも大切なことは人間の存在だと思います。その「人間」をテーマに冨長敦也氏は石でさまざまな「人間」を彫り続けています。
時にユーモアで、時に真剣な表情なその「人間」は抽象的な造形の中に、温かさと優しさを感じます。
冨長敦也氏の大作は大阪・神戸の街のパブリックアートとして、大学のシンボルモニュメントとして行きかう人々の目を楽しませています。

 

1961年 大阪市生まれ
1986年 金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科絵画彫刻専攻修了
            能勢黒御影石石切場(大阪府豊能郡)にて制作を始める
1988年 大阪中之島緑道彫刻公募にて受賞(大阪)
1990年 第3回三田彫刻コンペティションにて特別賞受賞(兵庫)
1997年 (財)ポーラ美術振興財団在外研修助成を受け、イタリアにて滞在・制作。
            以降,国内外において原始的な手法で石を彫る制作を行う。
1998年 神戸学院大学創立30周年記念モニュメントコンクールにて一位指名
2008年 Ippodo New Yorkにて個展(以降、2012年)
2013年 作品収蔵(LongHouse Reserve/NY)
            第25回UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)にて大賞受賞 ※世界三大野外彫刻の国際コンクールのひとつ。
2017年 豊中市文化センターにて個展「つながる彫刻展」
2018年 府中市美術館にて公開制作「Love Stone Project─Fuchu」

主なグループ展
1997年 「REGGIO IN ARTE」(レッジョエミリア/イタリア
1997年 「Tra Carrara」Galleria、estero(パドヴァ/イタリア)
1998年 「Arte&Città」サンジョバンニ(インペルシィチェト/イタリア)
1999年 「Anime Apuane」(ウィーン、プラハ/オーストリア、グラス/チエコ、カッラーラ/フランス、イタリア)
2001年 「画廊の視点2001」大阪府立現代美術センター(大阪)
2006年 「Art Shanhai」上海世易商城 (中国)      


ラブ・ストーン・プロジェクト
2013年、UBEビエンナーレで500人以上の市民と共に磨いた巨大なハート型の石彫が大賞受賞後、プロジェクトを立ち上げ、時にはニューヨーク・セントラルパークで、ある時はイタリアのカラーラという石切場で、世界180ヶ所、5000人以上の人々と一緒に石を磨いている。

 

Collection

1986年 「囚」金沢市立金沢美術工芸大学/金沢
1999年 「紫雲」神戸学院大学/神戸
2006年 「Ninguen 99─4」ホテル VILLA FONTAIN 九段下/東京
2013年 「Ninguen」LONG HOUSE/ニューヨーク
    「Our Love」宇部市ときわ公園/山口
2015年 「Love Stone Project - 海から森へ」あさご芸術の森美術館/兵庫
2016年 加藤周一著『失われた指輪』版画(2000年)神奈川県立近代美術館/神奈川

作品
  • Atsuya Tominaga, 天使, 1997
    Atsuya Tominaga
    天使, 1997
    Ceramic
    H17 3/8 x 6 1/2 x D5 1/2 in
    H44 x W16.5 x D14 cm
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